当院では、「粕屋町立大川小学校」と「いきいき保育園」で歯科検診を行っています。僕が子供の頃(40年程前)に比べると、随分と虫歯は減りました。歯磨きの習慣・意識改革や、人工甘味料の出現等々、様々な要素はあるとは思いますが、確実に未処置の虫歯は減っています。
ただし、全くゼロではないのが、校医として責任を感じます。
大川小学校では、3年生の秋にブラッシング指導を行います。そのおかげか、4年生・5年生は比較的歯磨きが上手にできている児童が多いのですが、6年生になると極端に歯磨きができていない児童が増えます。
年齢的にも、親御さんの仕上げ磨きを嫌がる時期ですので、当たり前と言えば当たり前です。小学生高学年の時期に、歯磨きがしっかりできるかというのは、今後の人生に多く関わってきますので、高学年のお子さんやお孫さんがいらっしゃるご家庭は、もう少し日頃の歯磨きを気にかけてあげて下さい。